■豆の詳細
焙煎度 : 浅煎り
風味特性 : チェリー、ブラックベリー、バナナ
地域 : タラス サン・ロレンソ
標高 : 1,700〜1,800m
精選方法 : ナチュラル
品種 : サン・イシドロ
ビジャサルチとティモール・ハイブリッドの交配種のひとつ、サン・イシドロ。チェリーやブラックベリーといった赤紫系フルーツの果汁が口の中にブワッと広がるようなジューシー感があります。浅煎りでもしっかりとしたコクのあるボディ感も特徴。冷めてくるとバナナのニュアンスもほのかに感じられ、この豆の持つ個性の奥深さが垣間見えます。
2023 秋季限定豆『コスタリカ ラ・カンデリージャ サン・イシドロ』
ラ・カンデリージャ精製所
ラ・カンデリージャ精製所があるタラスという地区は、コスタリカコーヒー生産の歴史の始まりの場所で、良質なコーヒーが育つ地区として有名です。この地で5世代にわたってコーヒー生産を続けてきたサンチェスファミリーは、より高い品質と収益性を求め、2000年12月に自前でコーヒー精製を可能にした小規模な精製所「ラ・カンデリージャ精製所」を設立しました。ラ・カンデリージャ精製所はコスタリカに現在多くの小規模精製所がある中でパイオニアとして知られています。2015年には精製所の機械をリニューアルし、さらに品質を高めていますが、何より精製所の清潔感や働く人々の真面目さがクリーンカップに繋がっています。
サン・イシドロ
ブルボンの突然変異種である「ビジャサルチ」と、アラビカとロブスタの異種間自然交配種である「ティモール・ハイブリッド」を掛け合わせた交配種が開発され、それを総称したものが「サルチモール」と呼ばれています。人工交配種であるサルチモールは特定の一品種を差しているのではなく、優良種の選別などを経ていくつもの種類が存在しており、この「サン・イシドロ」もその中の優良種のひとつになります。サルチモールにはさび病への耐性や、生産効率が高まる矮小性といった生産上のメリットだけでなく、風味も良いという特徴を持っています。